通信大学で国語科教員免許を取得する方法

通信大学で国語科教員免許を取得するためのコツについて解説。

「文学の授業で教えるべきこと」は3つのレベルに分けられる。

こんにちは。ゆきちです。

 

約半年後の教育実習に備えて、自分でも指導案を書いてみることが増えた今日この頃です。

ところが先日、魯迅「故郷」の指導案を書いていたとき、頭のなかにひとつの疑問が浮かびました。

それは「結局、文学の授業では子どもたちに何を教えればいいんだろう?」ということ。

「故郷」という教材を通して子どもたちに何を学ばせたらいいのかが分からなくなってしまったのです。

 

そういえば、私が中学生のときに受けた文学の授業では、「感想を話し合いましょう」とか「登場人物の心情を考えてみましょう」という発問が多かったような気がします。

なので「私は国語の授業で何を学んでるんだ?」と思うこともしばしばでした。

 

国語の教師を目指すようになった今となっても、結局は「国語の授業で何を教えれば(学べば)いいんだろう?」という疑問に立ち返ってしまったわけですね。

ある研究者は、「国語科学習指導の一番の問題は、何を教えるのか、何を学ぶのかが曖昧な点にある」と述べています。

「国語の授業で何を教えるべきか」は国語科教育の非常に大事なテーマだということでしょう。

そこで今回は、国語のなかでも「文学」に限定して、「文学の授業で教えるべきことは何か」について少し整理してみたいと思います。

※今回は「文学の授業」に限定しているので、説明的文章や古典などには触れていません。

 

  

1.国語科は「言語能力」を育成する教科である

まずは、基本に戻りましょう。

国語科の授業で何を教えるべきかは、学習指導要領が教えてくれます。

2021年から全面施行される新学習指導要領におけるひとつのポイントは、国語の授業で育成すべき資質・能力について明確に示したことにあります。

そして国語科の目標は、次のように書かれています。

「言葉による見方・考え方を働かせ、言語活動を通して、国語で正確に理解し、適切に表現する資質・能力」を次のとおり育成することを目指す。

つまり、国語科は言語能力を育成する教科ですよ、ということを明確に示したわけです。

国語の授業では、文学作品の他にも説明的文章や古典、作文など様々な単元(?)があります。

これらの教材を通して、生徒たちに「言語能力」を身につけさせなければいけないということです。

文学の授業でもそれは変わりません。

文学の授業を通して、生徒たちに「言語能力」を身につけさせなければいけないということですね。

 

でも、文学の授業を通して「言語能力」を身につけさせるってちょっとイメージが湧かないですよね。

文学の授業って、私が中学生のときに受けた授業のように、「感想を話し合いましょう」とか「登場人物の心情を考えてみましょう」ってなることが多いですから。

「私は国語の授業を通してこれを学んだんだ!」っていうのが、文学の授業では特に分かりにくいと思うのです。

これはどうやったら解決できるのでしょうか…?

 

2.文学の授業で教えることを、3つのレベルに分ける考え方

「文学の授業で何を学んだか」を明確にするための手段として、文学の授業で教えることを、3つのレベルに分ける考え方があります。

この考え方は、こちらの本から学びました。

あたらしい国語科指導法/柴田義松/阿部昇/鶴田清司【1000円以上送料無料】

詳しいことが知りたい方は、こちらの「第2章 国語科教育の内容と方法」を読んでみてください。

このブログでは要点だけを説明したいと思います。

まず、文学の授業で教えることは、次の3つのレベルに分けて考えることができます。

 

①レベル1〈教材内容〉

教材(≒教科書)に書かれていることだけを教えるやり方です。

教材の筋、主題、登場人物の心情などを理解させることを目指します。

これだけでは特殊で個別的な知識にとどまる危険性があります。

②レベル2〈教科内容〉

教科内容とは、その教科で教えるべき普遍的かつ科学的な概念や技術のことです。

つまり、国語で言えば、読み方・書き方・話し方・聞き方などの技術のことです。

ここが、新学習指導要領が明示している「言語能力」の部分に当たりますね。

③レベル3〈教育内容〉

教育内容は、教科の枠組みを超えて指導するものです。

例えば人間の真実や本質、人間としての生き方などです。

 

また筆者は、国語科である以上は、必ず「教科内容」を指導するべきであり、指導内容の核となるのは、「教科内容」であるということを強調しています。

これは新学習指導要領の目指すべき方向性と見事に一致しているといえます。

 

3.まとめ

いかがでしたか?

このように「教材内容」と「教科内容」と「教育内容」を区別することで、授業づくりが少しやりやすくなるのではないでしょうか。

私自身も、「今自分は何を生徒に教えようとしているんだろう?」と分からなくなったときに、自分の教えようとしていることがこの3つのどこに分類されるのかを考えることで少し整理できそうな気がしています。

参考になれば幸いです。

 

ではまた~

話題の新刊『いい教師の条件』を読んでみた。

こんにちは。ゆきちです。

 

今日は、話題の新刊『いい教師の条件』を読んだので、その感想を書いてみたいと思います。

確か日経新聞の週刊ブックランキングみたいなやつ(←正式名称忘れました。笑)で1位になっていたので、購入してみました。

 

さっそく感想ですが…

正直、当たり前のことしか書いてないなあと思いました。

目新しい情報は何もなかったような気がします。

「教育現場で働く人も必読!」って宣伝されておりましたが、既に教師として勤められている方がわざわざ読んでも得られる情報はほとんどないかと思います。

教師を目指して勉強中の学生である私ですら、「そんなの知ってるわ!」と突っ込みたくなるレベルでした。

例えば、「教員は人間関係のプロでなければならない」と述べられていますが、教師を目指す学生なら、そんなことは誰でも理解しているはずです。

 

著者の諸富さんは、「教師を支える会」を主宰しているそうです。

略歴を見るとご本人は臨床心理士、公認心理士の資格はお持ちですが、教員免許は取得されておられないようです。

つまり、教師として現場に立った経験は皆無ということですね。

そんな方がどうして「いい教師の条件」を語ることができるんでしょうか。 

「いい先生」「ダメな先生」について語るなら、せめて教師として現場に立った先生に語っていただきたいものです。

 

…ここまで読まれた方なら分かると思うのですが、わたしはこの本が好きではないのです。笑

特に「教師という仕事には魂を注ぐほどの価値がある」という著者の考え方が好きになれません。

著者は、教師は「魂でする仕事」であると考えているそうです。

わたしは、この考え方には賛成できません。

著者は、漫画や本を読んでいるときにも「これは教材として生かせないかな」とか、プライベートの時間であっても四六時中、学校のことを考えている先生を「素晴らしい先生」と評しているようですが…

好きでやってるなら止めませんが、教師全員にそんな働き方を強制しては、教師は潰れてしまうと思います。

教師は決して「聖職」ではないのですから。

 

つい感情的な文章になってしまいましたが、 もしご興味のある方は、読んでみてください。

ではまた~

 

教育実習生が最初に読むべき本『国語の授業の作り方 はじめての授業マニュアル』

こんにちは。ゆきちです。

 

私事ですが、教育実習まで約半年ほどになりました。

でも正直に言って、まだ何も準備らしい準備をしていません。

普通の教職系大学なら、今の時期に授業を作るための講義を受けたり模擬授業をしたりすることができるのかもしれませんが、通信大学ではそういう授業もなく…。

しいてあげるなら、「教職実践演習」というスクーリングぐらいでしょうか。

でも、これも今年はコロナの影響でオンライン受講になる可能性が高そうです。

 

というわけで、そろそろ授業の作り方について自分で勉強を始めないとと思った次第です。

ところがですね。

どこから授業を組み立てたらいいのか全く分からないのです。

1時間の流れもよく分からないし、まず決定すべきことは教材なのか、それとも指導事項なのか、それも分からない。

わたしは授業づくりについて、本当に右も左も分かっていないということに気がつきました。

 

そこでいろいろとネットで検索して、こちらの本を購入してみました。

この本、非常に分かりやすかったです。

私のように、どこから授業づくりに手をつけたらいいか分からない学生さんにはぜひおすすめします。

オーソドックスな授業の作り方について徹底的に掘り下げて説明してくれている点が非常にありがたいですね。

世間では次々と新しい方法論や実践が出てきて、その度にいろいろな本が書店に並ぶわけですが、実は初心者にとって、これはあまりありがたくない状況です。笑

そもそも授業づくりにとって何が基本であるのかさえ分かっていないので、混乱してしまうんです。

その点、この本は奇をてらった実践ではなく本当に基礎の基礎を教えてくれるので、「まずはこうやって授業を作っていけばいいんだな」という模範解答が学べます。

本当に授業づくりについて何も分からなかった私にとっては、道しるべのような本になりました。

 

この本をさらっと通読した感想ですが、これから実習を控えている学生がやるべきことは、まず教材研究であると言えそうです。

実習に行って自分が作成した指導案を指導教官に見せたとき、それがやり直しになる場合は、単元観や教材観自体が崩れていることが多いそうです。

そして、そのようなやり直しを極力防ぐためは十分な教材研究が必要であるとのこと。

教材研究なら場所も場所も選ばずに今から勉強できるし、仕事の空き時間にコツコツと進めることも可能ですよね。

 

一方で、「教材研究の前に、学習者の実態を把握すべき」と説明している本もあります。

例えばこちらの本ですね。

 この本では、次のように書かれています。

効果的に学習を成立させるためには、それぞれの学習集団や個々の学習者の実態や特性に応じた教科書以外の教材を準備することが必要になる。…(中略)…教材研究を行う上でまず大切なことは、国語科の学習が行われる際の学習者の実態や特性の把握にある。

非常にごもっともな指摘だと思います。

でも、まだ生徒たちと触れ合っていない学生が「学習者」について考えることにはやはり限界があるのではないでしょうか。

以前、実習に行く前の学生が「学習者ありき」の指導案が書けるようになるかというと、それはちょっと難しいのではないか…というブログを書きましたが、今でもそう思います。(詳しくはこちらに↓)

kokugokakyoin.hatenablog.com

生徒の実態が分からない今の段階では、やるべきことはどうしても限られてしまうのかなあとも思います。

 

また、学生のうちに教材研究をしっかり行う、というのは大学で学んだことを活かすことにも繋がるのではないでしょうか。

文学科に所属している学生は、大学で文学の読み方や研究の仕方を学ぶはずですが、そこで学んだことは、教材研究でも大いに活かせると思うのです。

まあ、私たちのような通信大学の学生にはちょっと関係のない話ですが…笑

 

というわけで、わたしもまずは教材研究をいくつかの単元でやってみたいと思います。

そうすればきっと、次の課題も見えてくると思うので。

 

ではまた~

 

★追記★

この本によると、教育実習生には、読解中心の授業を行ってもらうことが多いそうです。「書くこと」や「話すこと」を軸とした授業の構想は実習生には難しいので、まずは基本となる「読むこと」を軸とした授業力を育成させているとのこと。

まずは「読むこと」の授業づくりからやってみるのが良さそうです(^^)/

どうしても古典文法が覚えられない人のための勉強法。

こんにちは。ゆきちです。

今日は、古典文法に苦手意識を持っている人のための勉強法について書いてみようと思います。

とは言っても、全然難しい話ではなく、とてもシンプルです。

 

国語科の教員を目指す方は、学校でも国語が得意だった方が多いのでしょうか。

でも、私は国語が苦手な生徒でしたし、今でも苦手です。笑

高校時代は古典文法を覚えきれず、そのままセンター試験に臨んだ記憶があります。笑

f:id:yukichiyukichi:20200826152131j:plain

そんな私が社会人になって、何とか古典文法を覚えられた勉強法。

それは、古典文法のテキストを2冊以上解くことです。

 

まずは、古典文法の基礎ドリルを1冊買います。

「古典文法+読解問題」みたいなドリルもありますが、シンプルに古典文法だけまとめてあるものがおすすめです。

私はまずこちらを買いました。

 

これを全部解きます。

途中で分からなくなったら解説を見ながら空欄を埋めてもいいので、とりあえず全部解きます。

この段階では全然覚えられなくても大丈夫です。

 

次に、2冊目の古典文法の基礎ドリルを買います。

同じドリルを繰り返し解くと答えを覚えてしまうので、2冊目は1冊目と違うものを買ってください。

私はこちらを買いました。

 

これも全部解きます。

2冊目に入ると「あ、これは1冊目でも勉強したな」と思い出せるところが出てきて、解説なしでも解けるページが増えてきます。

 

2冊目を解き終わったら、3周目に入ります。

3周目は1冊目のテキストを解き直しても良し、3冊目の新しいテキストを買うのも良しです。(3冊目の新しいテキストを買う場合も、レベルは上げずに基礎ドリル系のものを買ってくださいね。)

3周目が終わったら、4周目に突入してください。

こうして1周ごとにテキストを変えながら、基礎レベルの問題を解き続けるのがコツです。

正直、3周目に入ると慣れて飽きてきますが、飽きるまでやればなかなか忘れないです。

 

古典文法を覚えるコツは、

・繰り返し解くこと(違うテキストだと尚良し)

・一度に全部覚えようとしないこと

・ちょっと簡単すぎるかな?と思うレベルの問題を完璧に解けるようにすること

この3つだと思います。 

 

中には、語呂合わせで一気に覚えたい人もいると思います。

でも、私は語呂合わせで覚えるのがどうしても苦手で、問題を解きながら自然と頭にしみこませる(?)という勉強法がとても合っていたので、今回紹介してみました。

皆さんに合う勉強法かどうかはわかりませんが、少しでも参考になればうれしいです。

ではまた~

通信大学で教員免許を取得することのメリット&デメリット

こんにちは。ゆきちです。

今日は、通信大学で教員免許を取得すること(というか、通信大学で学ぶこと?)のメリット&デメリットについて書いてみたいと思います。

「社会人として働いているけど、やっぱり教員を目指したい!」と思ったとき、多くの方々は「通信大学で学んで資格を取得する」という選択肢を思いつくのではないでしょうか。

通信大学は本当に便利な制度なので、私は通信大学に入学してよかったなと思っています。

ですが、通信大学で学んでいて「ちょっと不便だな」と思ったことが何度かあったのも事実です。

なので今日は、「通信大学で教員免許を取得しようかどうか迷ってる!」という方に向けて、私が感じたことを書いてみたいと思います。

f:id:yukichiyukichi:20200806114615j:plain

 

1.通信大学で教員免許を取得することのメリット

①働きながらでも学べる

いちばんのメリットは、働きながらでも学ぶことができる点ですね。

時間を選ばず、空いている時間に勉強することが可能です。

通信大学の場合、ほとんどの科目はテキスト履修です。

①自宅で教科書を読みながらレポートを書き、パソコンで提出して合格をもらう。

②オンライン上で科目最終試験を受ける。

この二段階のステップでほとんどの科目は単位を取得できます。

自宅でテキスト履修の科目の単位を取ってしまえば、あとはスクーリングと実習だけです。

スクーリングと実習は職場とのスケジュール調整が必須ですが、スクーリングは土日に開講されていることも多いので、何とか調整は効くと思いますよ。

実習は約1か月かかりますが…

それは要相談ですね。笑

 

②通学よりも学費が安い

 通信は、だいたいの場合、通学よりも学費が安くなります。

 詳しいことが知りたい方は、ぜひこちらの記事も読んでみてください。

kokugokakyoin.hatenablog.com

 

2.通信大学で教員免許を取得することのデメリット

①自分で履修計画を立てないといけない

例えばあなたが、「来年度の教育実習に行きたいな」と思ったとします。

通学なら、「大学3年生になりましたので、介護等体験に参加してください。説明会は〇月〇日の〇時からです」とか、「麻疹の抗体検査を受けてください。提出期限は…」とか、然るべきタイミングで大学の教職課から案内が来ます。

(私が通学生だったときは、そうでした。)

 

でも、通信の場合は何も案内してくれません。

「3年生になったから介護等体験に行ってくださいね」みたいな案内は来ないんです。

自分で介護等体験の前に必要なスクーリングに申し込まないといけません。

大学から案内が来るのを待っていたら、修業年限を超えて退学…なんてことになりかねません。

もちろん分からないことがあるときは大学に電話すれば、係の方が丁寧に対応してくださいますが、自分から動かないと何も始まらないということですね。

主体性と「絶対に通信で教員免許を取得する!」という意地が必要です。

 

②講義がないので、テキストだけで理解しないといけない

通信大学は、基本的に大学指定の教科書を読んでレポートを書くテキスト履修なのでオンライン講義などはありません(取得したい免許状の種類にもよるかも)。

通学のように15回の講義を受けなくていいのは楽ですが、科目によってはテキストだけでは理解が追い付かず、何度レポートを出しても合格をもらえない…なんてこともあります。

教科書だけで理解できない場合は、図書館で何冊か参考書を借りて読み込んでみましょう。

そうやって科目への理解を深め、諦めずに何度もレポートを提出すれば、だいたいの科目は合格をもらえます。

 

③模擬授業ができない(?)

私が通学生として大学に通っていたとき、学内には教職系のサークルがいくつもありました。

模擬授業のサークル、教育問題について議論するサークル、学校ボランティアに行くサークルなど、教育大学ではないのに本当にいくつもサークルがありました。

だから「模擬授業しようよ!」と声をかければすぐ仲間が集まるし、黒板も教室も簡単に借りられる環境でした。

 

でも、通信だとなかなかそうはいかないですね。

「模擬授業がしたい!」と思っても、仲間を集めるのにひと苦労。

場所を借りるのにひと苦労。

 

でも、もしかしたら今は「模擬授業の会」みたいなものがオンライン上で開催されているのかもしれませんね。

こんなご時世ですし。

見つけたら、またここでご報告したいと思います。

 

3.終わりに

いかがでしたか?

私は働きながら勉強できる&通学よりも学費が安いというのが決め手で通信大学に入学しましたが、本当に入学してよかったと思っています。

通信大学は本当に魅力的な制度なので、「一度大学を出たけど、やっぱり教員を目指したい!」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

ではまた~

 

★資料請求はこちらから★

働きながら大卒資格や教員免許を取得したいあなたにオススメの通信制大学!

指導案を書くことのメリット&デメリット

こんにちは。ゆきちです。

今日は指導案を書くことのメリット&デメリットについて自分なりにまとめてみました。

個人的には「指導案を書くことにデメリットなんてあるの?」と思っていたのですが…

 

f:id:yukichiyukichi:20200731180155j:plain

 

1.指導案を書くことのメリット

指導案を書くことのメリットは比較的わかりやすいのではないかと思います。

こちらのブログで指導案を書く理由について大変分かりやすくまとめられていたので参考にさせていただきました。

「なぜ書くの?」保育指導案を書かないと損する3つの理由 | 保育塾

こちらは保育指導案の話ですが、指導案を書く理由は3つだと説明されています。

・思考を整理するため

・意図を伝えるため

・記録として見るため

これは国語科の指導案を書く理由にも当てはまるかと思います。

 

①思考を整理するため

45分ないしは50分の授業を何も見ないで行うというのはかなり難しいのではないでしょうか。

ベテランの先生なら可能なのかもしれませんが、実習生にはたぶん無理でしょう。

自分の頭のなかで考えている授業構想を言語化する(=思考を整理する)ためには、指導案を書く必要がありそうです。

②意図を伝えるため

「①思考を整理するため」とも関係していますが、指導案を書くことで自分の意図を生徒や先生方に伝えることができます。

「私はこんな授業を計画しています」というのを先生方に伝えるため。

そして、自分自身が授業のなかで生徒に学ばせたいこと(=意図)を確実に生徒に受け取ってもらえるようにするために(文章変かも)、指導案は書くのだと思います。

③記録として見るため

指導案を書いておくと、授業が終わった後に振り返りをするとき、実際の授業と指導案を見比べながら振り返りを行うことができるでしょう。

また指導案として記録に残しておけば、来年度、1年間のカリキュラムを組むときに非常に参考になるのではないでしょうか。

自分でも「1年前はこんな指導案を書いてたんだな~」というのが分かるので、自分自身の成長記録としても指導案はどんどん書いて、残しておくべきなのではと思っています。

 

2.指導案を書くことのデメリット

「指導案を書くことはメリットだらけ。デメリットなんてあるわけない」

わたしも最初はそう思ってました。

ところがこちらの論文を読んで、指導案を書くことにはデメリットもあるんだなと気づくことができました。

藤井知弘国語科学習指導案の枠組みに関する考察」『岩手大学教育学部研究年報』第79巻 (2020. 3)53~69

作成してしまうとその通りに学習を進めよ うとする意識となり,学習者の予想外反応に対応することが難しくなってしまう。授業は 教師と学習者と創り上げていくものということではなく,教師の引いたレールに学習者を 乗せ進めようとする教師主導型に陥ってしまう。

指導案の通りに授業を進めようとするあまり、生徒の予想外の反応を見逃してしまう危険性があるということですね。

なるほどなあ…と思いました。

「学習者ありき」の指導案を書くべきという考え方は平成元年の学習指導要領から貫かれている事項です。

新学習指導要領でも「学習者ありき」の授業を行うことが求められています。

ちなみにこの論文を執筆した藤井さんは、【単元観】を「指導観→生徒観」の順に書いている指導案は教師主導型指導観に陥っていると指摘しており、「学習者観→学習指導観」の順に書くべきだと主張しています。

 

この主張、確かにそうだなとは思うのですが、実習に行く前の学生にはどだい無理な話ではないかと。

だって生徒とまだ接したことがないのですから。笑

だから実習に行く前に「学習者ありき」の指導案が書けるようになるかというと、それはちょっと無理そうですね。

ここら辺は、教育実習に行って現場の先生方を見ながら少しずつできるようになればいいのかなと思っています。

 

3.終わりに

いかがでしたか?

私は、指導案はどんどん書くべきだと思っている人間です。

ですが、指導案を書くことによる落とし穴(=生徒の予想外の反応を見逃してしまうこと)もあるということを今回初めて知りました。

 

以下は実際に教員として働いている知人に聞いた話です。

彼は、指導案に「予想される生徒の反応」を書いたとしても、実際の授業のなかではその「予想される生徒の反応」が返ってこないことはよくあると話していました。

だから「予想される反応」が返ってこなかったとき、そこから授業をどう進めるのかに教師の力量がかかっていると。

 

「指導案さえ書けるようになっておけば大丈夫!」なんて思ってましたが、考えが甘かったですね…笑

まだまだ勉強が足りませんので精進あるのみでございます。

 

指導案を書くメリット&デメリットについては、このブログに書いたこと以外にもたくさんあると思いますので、皆さんも一度考えてみてはいかがでしょうか。

 

ではまた~

通信大学で教員免許を取得する場合、どのくらいお金が必要?リアルな費用を大公開!

こんにちは。ゆきちです。

社会人で働きながら教員免許を取得しようと思った場合、通信大学に入学してから教員免許を取得するまでにいったいいくらお金がかかるのか、気になりますよね。

そんな方のために、今日は通信大学に入学してから教員免許取得までにかかるリアルな費用を大公開します(^^)/

 

ちなみに私のスペックはこんな感じです。

・B大学(一応大学名は伏せておきます。笑)の通信教育課程に在学中。在学3年目。

・中高国語科の教員免許を取得したい。

・大学院を修了してから社会人として入学したので、3年次編入という扱い。

 

ではでは、行ってみよ~

ちなみに教員免許を取得できる通信大学は全国に何校かあります。

大学によってかかる費用は違うと思いますので、参考までに見ていってください。

f:id:yukichiyukichi:20200721113806j:image

 ★資料請求はこちらから★

働きながら大卒資格や教員免許を取得したいあなたにオススメの通信制大学!

 

1.大学から提示される費用の目安は50万円!

「働きながら教員免許を取得したいけど、お金のことが心配…」

そう思っている方は、まずは自分が入学したいと思っている大学の募集要項を取り寄せてみましょう。

私もまずは、B大学の募集要項を取り寄せてみました。

募集要項をパラパラとめくっていくと、「修了までに要する経費(目安)」が書いてあるページが出てくると思います。

B大学の場合、修了までに要する経費の目安は、464,500円でした。

 

取得希望教員免許状・資格 入学時の必要経費 2年目の学費 スクーリング履修費 実習費 修了までの合計
中学校教諭1種・高等学校教諭1種「国語」 213,000 147,500 56,000 4,800 464,500

※この表、合計しても464,500円にならないんですよね(小声)。

 

だいたい50万円か!なんとか工面できそう!

そう思ったことをよく覚えています。笑

さてさて、本当に50万円で収まるのでしょうか…?笑

 

2.通信大学では〇〇にお金がかかる!

結論から申しますと、在学3年目にして、すでに50万円以上お金がかかってます。

いったい何にそんなにお金がかかってしまったのか、解説していきます。

通信大学では意外なところにお金がかかるので、要チェックです!!

①スクーリングに行くための交通費&宿泊費…100,000円

まず、スクーリングを履修するためには「スクーリング履修費」を大学に払わないといけません。

そして、スクーリングのための交通費&宿泊費!

ここに意外とお金がかかります!!

特に大学から遠方に住んでいる方は要注意です!

スクーリングはできるだけまとめて受けてしまうことをおすすめします。

何度も大学と家を往復することになると、本当に交通費&宿泊費がバカにならないので…

 

②麻疹抗体検査&ワクチン接種&健康診断の費用…20,200円

●麻疹抗体検査費用…6,700円

教員免許を取得するためには、介護等体験教育実習という2つの実習に行く必要があります。

その前に、麻疹(はしか)の抗体検査を受けて、抗体があるかどうかを確認しておく必要があるんですね。

これが保険が効かないので、全額自費なんです…(´;ω;`)

 

●ワクチン接種費用…9,000円

私は抗体検査を受けた結果、「陰性」だったので、ワクチンを接種する必要がありました。

こちらも全額自費です。

私が行った病院では、麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)しかなかったので、料金も9,000円と高くなりました。

麻疹だけのワクチンがある病院なら、費用はもう少し安くなるのではないでしょうか。

 

●健康診断費用…4,500円

さらにさらに、実習前に健康診断を受けておく必要があります。

こちらも全額自費です。

 

③テキスト代…30,000円

私はとにかくネットで中古のものを探してできるだけ安く購入しました。

それでも3万円ぐらいはかかったと思います。

取得したい免許の種類、科目によっても教科書代は違ってくると思います。

 

④学費(3年目以降)

私は3年次編入という扱いでB大学の通信教育課程に入学しました。 

なので最短2年で修了できることになっています。

…が、2年で修了できなかったので、只今在学3年目です。笑

在学期間が長くなれば長くなるほど学費もかかりますので、ご注意を。

 

3.結局、いくら準備すれば安心なの?

いかがでしたか?

通信大学で学ぶのって意外とお金がかかるなあというのが在学3年目の感想です。笑

B大学の場合、大学から提示されている目安は約50万円でしたが、それにプラスして20万円ほどあれば大丈夫かなと思います。

私は家から遠い通信大学を選んでしまったので、スクーリングのときの交通費に泣かされてます…笑笑

 

もちろん大学と家の場所や、在学年数、取得したい教員免許状の種類によって違ってくるので、一概には言えませんが。

参考になればうれしいです。

 

ではまた~